2017年 07月 04日
ゆずのこと
とても久しぶりのブログです。
Twitterを見て下さっている方はご存知かと思うのですが、しばらく休業しています。
何と書き始めたらいいのか、自分でもよくわからなくて書いては消していたのですが
6月の夏至の前夜に、飼い猫のゆずが息を引き取りました。
後ろ両脚が急に動かなくなって息を荒くしていたので深夜救急に連れていったところ、大動脈血栓塞栓症との診断。
不整脈により心臓内に血栓ができて、それが大動脈の後ろ脚の分岐点に詰まり両脚が不随になる病気です。
検査してもらったところ、ゆずの心臓は通常の5倍ほどの大きさまで肥大しているのがわかりました。
肥大型心筋症の結果として不幸にも突然、大動脈血栓塞栓症は起こるのだと告げられました。予後が非常に悪い症状だということも。
その夜はそのまま融解剤の点滴等その場面で出来る限りの処置を3時間に渡ってしてもらい、家に連れて帰りました。
ぐったりして元気はないものの、その日の朝まで普通にご飯も食べていたゆずは眠っていれば病気には見えなくて、緊急時に即点滴が打てるように管の入った腕のテーピングの蛍光色のオレンジ色だけが病気の印のように見えました。そして、いざ前脚の力だけで動いたら、だらりとしたまま引きずられる両脚を見て本当に病気なんだとすごく悲しくなりました。
それでもまだなんだか悪い夢の中にいるようではありました。
ちょうど数日前に、他の飼い猫が耳血腫という耳に血液がたまる病気になり近所(というか隣家)の獣医さんにたまたまかかっていたので、ゆずもお世話になることにしました。
そこでも、やはり予後は非常に悪く回復は難しいだろうとの診断でした。
腎機能も低下していて排尿がうまく出来ないので、圧迫排尿といって膀胱を脇腹から押さえて排尿する方法も教えてもらいました。
もうずっとついて見ていてあげることしか出来なかったけれど、夫も他の飼い猫2匹もみんなそばにいる状態でゆずは息を引き取りました。
まだ8歳でした。
ゆずはすごく面白くてかわいい猫だったので、ネット上でもたくさんの方に可愛がって頂きました。
みなさん、本当にありがとうございました。
ゆずの最期の写真は撮っていません。
ゆずが苦しかった、病気だった時間は元気一杯の8年間のうちのほんの数日のこと。
長い闘病期間ならばそれもいつか代えがたい思い出に変わるのかもしれませんが、私たちはゆずの元気な姿だけを覚えておこうと思っています。
みなさんも時々、可愛かったゆずを思い出してくださったら嬉しいです。
肥大型心筋症、腎機能の低下についてはもっとさきに気づいてやれたのではないかという後悔があります。
・多飲多尿(腎機能低下による多飲多尿)
・体重の急激な減少
・嘔吐の増加
・胸が悪いような咳
ゆずは子猫のころから嘔吐と咳がほかのこより多かったこともあって、私たちは病気に気づけませんでした。
どの獣医さんも、なかなか内臓疾患に気づくのは難しいことだから自分を責めないようにと言ってくださったけれど、残った猫たちには出来うる限りの予防医療をと決意しました。
大動脈血栓塞栓症については、
・急にふらつき、後ろ両脚が動かせなくなり(まれに前肢、または片方だけの場合もあるそうです)次第に後ろ両脚が冷たくなり、肉球の色が濁る(ピンク色の場合のみ)
・荒く口呼吸をして、苦しがる
上記症状が出ていたら、出来る限り早く病院に連れていくことが大事だそうです。
処置が早ければ、回復する可能性が高くなります。6時間以内が理想だと聞きました。
(こちらは素人が獣医から直接聞いた情報をまとめたものです。もし病名や症状でここにたどり着いた方はとにかくすぐに病院に連れて行ってあげてください。)
今回、ネット上の情報にかなり助けられたこともあり、ゆずの症状をまとめることにしました。
どなたかのお役に立てたら嬉しいです。
昨夜はゆずの夢を見ました。
相変わらずかわいかったな。
ゆずのいない毎日はすごーく、つまらないです。
by atelieryunoheart
| 2017-07-04 18:22